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過失割合の争いを交渉で解決

 

相談前

【事故の概要】

相談者が、片側一車線の追い越し禁止道路を走行中、相手の運転する車が左側の土地から急に右折してきたところ、避けることが出来ずに衝突してきた事故。双方に怪我はなく、相談者が車の修理費用の請求を行ったところ過失割合で揉めてしまった。

【相手方の主張】

相手方は、過失割合について、同種類系の交通事故の基本割合である、80%が相手方の責任であるであると主張してきました。

【相談者の悩み】

相談者は、走行中の映像をドライブレコーダーに録画しており、動画を相手方保険会社に提出して交渉した。動画では、相手の急な飛び出しの様子が映っており、衝突を避けるのが困難であるのがよく分かるにもかかわらず、保険会社は一切の譲歩を行わなかったため、交渉をすることに心理的負担も掛かるようになったため弁護士に依頼することにした。

希望は、相手方の過失割合100%を希望でしたが、双方動いている状況での事故ではあるので、「100%は難しいかもしれない。」とご説明したうえで、交渉について受任しました。

相談後

【交渉の過程と結果】

受任後、相手方に連絡を取ったところ、相手の過失を90%で示談を希望する旨の連絡を受けました。しかし、こちらの希望は100%ですので、更に交渉を継続することにしました。

動画をもとに、

・相談者の車両は等間隔で続いている車列の中を、制限速度を守って走行しているところ、こちらの避けることのできないタイミングで右折飛び出しをしてきていること

・右折も小回りをして、こちらの車線を通るように、正面衝突に近い形で右折をしてきており、相手方の走行方法に問題があること。

・現地で、現場におかれたカーブミラーを確認したところ、カーブミラーを見ていればはっきりと相談者の車両が映るような箇所であり、相手方はカーブミラーでの確認を怠ったとしか考えられない状況であること。

 

を主張しました。

 

しかし、相手は折れることがなかったため、相手本人ではなく、相手の勤めている会社を被告として訴訟提起することを伝え、最終通告を行いました。

すると、相手は95%の過失割合で示談したいと、再度の提案を行ってきました。訴訟になった場合には、時間がかかること、動画では双方動いているところは映っているので、100%は難しいかもしれないことを説明して、示談をするかどうか話し合いを行ったところ、相談者は95%で示談することにしたため、示談を行い事件は終了しました。

 

弁護士からのコメント

今回の事件は依頼者の希望する結果100%とはいきませんでした。もっとも、弁護士が入ることで保険会社がこちらの言い分に耳を傾けるようになったこと、100%ではないにしても納得できる程度の示談が出来たこと、依頼後事件解決まで実質2か月だったこと(依頼者の事情で1か月相手に待ってもらったため)、から依頼者の方には結果に満足していただけました。

保険会社がきちんとした対応をしてくれない場合に、自分の主張が正しいのかどうかも分からなくなっていき、そのまま示談される方も多いです。

自分の主張が正しいのか確かめる意味でも,一度弁護士にご相談ください。